ネオジムは、密度6.8 g/cm³（正方晶）、融点1024℃、沸点3100℃の反応性の高い灰色の金属です。最も反応性の高い希土類金属の一つであり、常磁性を示します。空気中ではすぐに変色し、酸化物を形成します。冷水にはゆっくりと反応し、熱水には急速に反応します。
| 製品 | 製品コード | 安全データ | 技術データ |
|---|---|---|---|
| ネオジム99.9% | ET-NdM-01 | Neodymium.pdf | ネオジムメタル99.9.pdf |
| ネオジム99.99% | ET-NdM-01 | ネオジムメタル99.99.pdf |
| 注意喚起語 | 該当なし |
| 危険有害性情報 | 該当なし |
| 危険有害性コード | 該当なし |
| 注意書き | P261-P305 + P351 + P338 |
| 引火点 | 該当なし |
| リスクコード | 22 |
| 安全対策 | 該当なし |
| RTECS番号 | QO8575000 |
| 輸送情報 | UN 3208 4.3/PG |
| WGKドイツ | 3 |
イオン交換または溶媒抽出によってネオジムを他の希土類元素から分離した後、金属ネオジムは金属熱還元によって調製できます。希土類塩化物のカルシウム熱還元とは異なり、リチウム熱還元は気相で起こります。
リチウム熱還元反応器は2つの加熱ゾーンで構成されており、還元と蒸留の両方が同じ装置で行われます。無水塩化ネオジム（NdCl₃）は上部のチタンるつぼ（NdCl₃蒸留室としても機能）に入れられ、還元剤である金属リチウムは下部のるつぼに入れられます。ステンレス鋼反応容器は、加熱が始まる前に7 Paまで真空引きされます。
温度が1000℃に達すると、NdCl₃蒸気とリチウム蒸気の徹底的な反応を確実にするために、一定時間維持されます。還元されたネオジム金属固体粒子は、下部のるつぼに集まります。還元後、下部のるつぼのみを加熱してLiClを上部のるつぼに蒸留します。還元プロセス全体には通常、約10時間かかります。
高純度ネオジム金属を得るために、99.97％超高純度リチウムを還元剤として使用し、2回蒸留した無水NdCl₃を使用します。
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